しばらく笹薮の中を登ると雑木林の中の尾根に出た。椿や枯れ草の中にカタクリのツボミなどを見つけながら登ってゆくと、ちらほらお目当ての雪割草が咲いているところに出た。
最初はまばらだったが、そのうち山の斜面全体が雪割草といって良いほどの大群落で、みんな歓声を上げながら見入った。
こんなに可憐で美しい野生の花があるだろうかと信じられないほど、花の形、色が様々だった。
登山する人もほとんどなく、まったく「秘密の花園」そのもので、私達は写真を写したりしながら、ゆっくり花を堪能しながら登った。

雪割草は色や花びらの形なども様々

ショウジョウバカマ

ジロボウエンゴサク

イチゲとオウレン