姉の家の裏山に大きな実生の夏みかんの木がある。毎年たくさん実をつけるのは知っていたが、あまり酸っぱいものは好きでないので、今まで食べて見ようなどとは思わなかった。
最近、バードウォッチングが面白くて、縁側の先の庭に餌台など作って庭に来る小鳥を眺めるのを楽しんでいる。ミカンなどを切っておくとメジロなどもよく来るので、この、姉の所の夏ミカンを思い出し、電話したらまだたくさんなっているとの事。
早速姉の所へ行き、夏ミカンと姉の友達がこの夏みかんで作ってくれたと言う、マーマレードも貰ってきた。
パンにのせて食べたらとても美味しい。小鳥などにやってしまうには勿体ないので私もマーマレードを作って見ようと思いついた。色々なホームページなどを参考に作り方を調べてみたが、どれも少しずつ違うので自己流で試行錯誤しながら作ったマーマレードです。
夏ミカンは少し小ぶりだが、自然に生りっ放しの、もちろん無農薬なので、お湯をかけてきれいに洗っただけのを10個ほど。 砂糖は1K。かなり控えめの分量だと思います。 レモンも入れると書いてあったが、無いのでこれは省略。 この夏ミカンを6〜8個に切り分けて、皮と中の実に分ける。 |
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皮は3〜4mmくらいの厚さに刻む。10個の夏ミカンの皮を細かく刻む作業はけっこう疲れる。 この皮を苦味を取るために茹でこぼし、水を取り替えてまた茹でる。 これを5回ほど繰り返す。 噛んでみて丁度よいほろ苦さになったら、水に入れ笊に明けて水を切る。 この、茹で汁は取っておき、お風呂に入れるとグリーンでほのかにミカンの香りがしてとても素敵な入浴剤になる。 私はペットボトルに詰めて冷蔵庫に保存しておいた。これから何日か、これでも楽しめる。 |
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皮を剥いだ中の実は、種も含めて粗めの布で袋を作って入れて果汁を絞って取って置く。絞った袋と実を袋がずるずるになるまで30分くらい煮込む。 この、実と実の袋、種にペクチンが含まれているので、後でこれを、もう、汁が出ないまで絞ると書いてあったので、やってみたがこれが熱くて絞るのが大変な作業だった。 実と袋を煮たのをよく絞り、その絞った汁と果汁と足りなければ水を加え、夏ミカンの皮を指で摘まんでつぶれるくらいまで煮る。 砂糖を3回くらいに分けて入れ、途中アクが浮いてきたらすくいながら煮つめる。 しばらく煮詰めてとろみが出てきたら、小皿に取り冷蔵庫で冷やしてみる。煮詰め過ぎないように注意して、程よく煮詰める。 |
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空き瓶をよく洗って、蒸し器にビンを逆さに伏せ、滅菌をしておく。 マーマレードの出来上がりと同じ頃、この作業をしておく。 ビンとマーマレードが熱いうちに内に詰める。 作りかけてから、出来上がるまでたっぷり半日以上は掛かってしまいましたが、成果はこれだけです。 でも、自分で作ったマーマレードは甘さ控えめで美味しく出来ました。 |
下記のHPを見ると本格的な作り方が出ています。
http://www.agri.pref.kanagawa.jp/nosoken/nousankako/Natumima/Natumima4.htm