14時40分頃、駅で休憩が入る。線路の端でフキノトウを採って帰る。どこの駅名にも「会津」が付き、ゴトゴト曲がりくねった線路を走り続ける。

右に左にダムが現れてきて、美しい眺めが続く。14時55分。


15時55分。

あちこちの駅で休みながらゆっくりと列車は走る。
16時頃。どこまでも続く川と雪の残っている山々。
16時40分ごろ。川の淵の雪がまるで小さな氷河のように見える。
ブナの林。根の周りの雪が解けはじめていた。
美しい渓谷が続く。
小出に近づくにつれて、雪がまだたくさん残っているところが多くなる。山も深い雪の中である。
17時28分頃。中央少し左に真っ白い山が見えた。もう、終点小出に着く時間も近い。後で、駅で聞いたら、白い山は多分八海山だろうとのこと。
13時8分発の小出行きに乗り、途中列車の休憩が何回も入って、やっと薄暗くなる頃、17時42分に小出の駅につく。
こんなにのんびりと走る列車の旅は初めてだった。そして、こんなに美しい風景の続くところも。
湯沢行の列車を、また50分ほど駅で待つ。湯沢からはもう、新幹線しか列車がないので、小出の駅で湯沢での乗変え
時間が少ないので高崎までの乗車券と特急券を買っておいた。
19時34分湯沢発、高崎まではあっという間に着いてしまった。たった2日間の旅だったけれど列車には何日も乗っていた
ような気がした。高崎で乗り換え、下車した駅にはもう、満開の桜が待っていた。